一度声を出したら、もう唇を閉じられない。
 喉をひっかくように、喘ぐ息がこぼれていく。
 快感が、じわりと身体に広がっていく。
【二階堂 沙也香】
(ダメ……きもちいいっ…!)
 きっと、暗示をかけられているせいだ。
 感じやすくなる暗示をかけられたんだ!
【二階堂 沙也香】
「んんっ!?」
 感じやすくなった、なんて、自覚してしまったせいで、余計性感に意識が集中してしまう。
 ただでさえ、身体の自由を奪われているのに、このままだと……ヤバイ!
【鴫山 流菜】
「ふはっ、はぁっ、はっ…!」
【羽村 涼太】
「もっとガニ股で下品に、オマ○コぐりぐりして!」
 私も流菜も、さらに腰を落としてしまう。
 カパッと股を開いて、シコでも踏んでるようなみっともない格好。
 股を擦っている指に、円を描くよう動きが追加される。