【二階堂 沙也香】
「っふ……ぁ、……っ!」
【鴫山 流菜】
「………」
 私たちはふたりとも、口をつぐんだ。
 知らない部屋に、喘ぎ声と、卑猥な水音だけが響く。
【鴫山 流菜】
「んはっ、はぁっ、はぁっ……」
【二階堂 沙也香】
「あっ、あんっ……んぁっ、あっ…!」
 別に……自慰させられるぐらい、屈辱的だけど、耐えられないほどではない。
 ようは、何も話さなければいい。
 こんなショーで満足するならご勝手に、だ!
【羽村 涼太】
「………」
 指の動きは止まらない。
 どうしようもなく、身体が高ぶっていく。
 愛液で濡れているのに、股間がすごく熱い。