【二階堂 沙也香】
(やだ、私……何を考えてるのよ!)
 これじゃ、まるで痴女だ。
 私は、調査のために……。
【男子生徒19】
「次、いきますね。僕、童貞なんですけど」
【二階堂 沙也香】
「構わないわ。どうか協力してちょうだい」
 自分の心の揺れを見てしまったからこそ、私はできるだけ毅然と振るまおうとした。
 挿入しやすいよう自分から腰をもちあげ、彼のモノを迎えいれる。
【男子生徒19】
「構わないって……あの、僕、好きでもない人と初めてをすることになるんですけど?」
 ムッとした調子で、彼は腰の動きを止める。
 まだ半分しか入っていないのに…!
【二階堂 沙也香】
「あ、あ、ごめんなさい! 私たちに中出ししてくれること、本当に、本当に感謝しているの!」
 ここで機嫌を損ねられたら、マズイ!
 それに……それに……こんな、生殺しのような、中途半端な状態でとめられては……。
 背中を、冷えた汗が流れていく。
【二階堂 沙也香】
「これは調査だから! 初体験じゃないから! そうよ、オナホ、私のことはオナホだと思って!」
 彼のモノを導くように、私は腰を揺すりたてる。
 汗ばんだ髪が乱れ、私の肌を打つ。
 そのたびにかけられた精液の匂いが舞い上がる。
【二階堂 沙也香】
「ね、ね、私のココ、オナホマ○コに中出ししてっ。メス肉オナホに、あなたの遺伝子わけてっ!」
【男子生徒19】
「仕方ないですね、オナホなら構いませんよ」
 舌打ちしながら、彼は腰を突きいれる。
 身体にすっぽりと空いた穴を埋められたような、たまらない快感と幸福感がわきあがる。