【ソフィーナ】
「むぉぐっ!?」
 抗議のために口を開いた、その瞬間を狙って、口内へと竿を突き込んだ。
【ソフィーナ】
「ぐぉっ、ぉぉむっ、おごっ、ごふごふッ!」
 突然にして無理やりのことに、激しくむせるソフィーナ。
 しかし瞬時に我を取り戻し、全力であごを噛み合わせてくる。噛み千切ってやる、というつもりだろう。
【ソフィーナ】
「んぐぅぅっ!! …………ん、んんっ?」
【アドゥルス】
「ふっ、ふふふ」
 だが噛み切られるどころか歯型のひとつもつかない。
 皮一枚を甘く押しこむだけで、そこから先へ進むことはない。
【アドゥルス】
「ちょうどいい具合だ。唇で締められるのと大して変わらん。いや新鮮さを加味すればこちらが上回るか?」
【ソフィーナ】
「ろうひへっ……! んぐ! んんぅ!」
 改めて力を込めるも、歯は進まない。憐れなものだ。
【アドゥルス】
「お前の魂胆などお見通しだ。なんの準備もなく口の中へ突っ込んだりすると思ったか?」
【アドゥルス】
「お前の体力の低下に加え、軽く魔法をかけておけばこのとおりだ」
 一度体内へ入った魔力の質を変化させるなど造作もない。
 今のソフィーナには物理的にも、俺に抵抗する力は無い。文字通り木偶だ。
【ソフィーナ】
「ううう……っ、らからほいっへっ……!」
【ソフィーナ】
「んがっ……ん、ううぐっ……!」
【アドゥルス】
「おうおう、また奉仕してくれるのか。加減も心得ていて素晴らしいぞ。はははは!」
 無駄とはわかっていても、諦めることは出来ない。そんな姿勢をみせることも出来ない――といったところか。
【ソフィーナ】
「ふぅぅ……っ、く、うううう」
 俺が笑ってみせると、ソフィーナは悔しげに唸りながら力を抜く。
 そして頭を引いて逃げようとするが、それは俺の方が許さない。
【アドゥルス】
「おっとそのままだ。やめるな。続けろ。そいつの汚れを舐め取るんだ」
【ソフィーナ】
「………………」
 ソフィーナは俺の命令を聞いても微動だにせず、じっと視線だけを向けてくる。
【アドゥルス】
「フン……ならばこちらも勝手を続けさせてもらおうか」
 従わないのなら、俺の方でもふさわしい対応をさせてもらうまでだ。
 ソフィーナの髪を引っつかみ、頭の位置を固定したままで、腰を前へと突き出した。
【ソフィーナ】
「んごっ! ん、んんぉっ! ぉおおおっ!」
【アドゥルス】
「そらそらどうだ? お前の血と愛液の味は!」
 反抗的な女にかける容赦はない。舌や頬に強く押しつけ、抉り抜く。
【ソフィーナ】
「んがっ、ごっ、げほげほっ! んぐぅ! んんんぅぉっ!」
 さすがのソフィーナも、これには激しく咳き込んで悲鳴を上げる。
 なんとか逃れようと首を振るが、逃さず頭を掴んで続けざまの突き込みを見舞ってやる。
【ソフィーナ】
「んぶっ、ぢゅぶぢゅぶっ、ちゅぐっ、かはっ、はぁはぁっ、う、うううっ」
 柔らかな喉や頬、複雑に動く舌、そして硬い刺激になる歯列にまで肉棒を擦りつけてやる。
 唇の隙間から大量の唾液がこぼれ落ちるが、もちろん突き込みを緩めてやったりはしない。
【アドゥルス】
「お前が散々にヨガり、喚き立てた快楽と苦痛の証だ。存分に味わえ」
 自分の女の部分を蹂躙した凶器を、自分と相手との体液が絡みついた肉棒を、強引にしゃぶらされる。
 これ以上の嫌悪感はあるまい。
【ソフィーナ】
「んぶっ、んぶっ、ちゅごっ……ぐ、んむむ、むぅぅぅ……ッ」
 ソフィーナは強く顔をしかめているが、殊勝にもまだ俺を睨み付けてくる。
【アドゥルス】
「ふむ。かなりマシに洗われては来たが……」
 処女を奪った瞬間のように、もっと激しく泣き叫ぶかと思ったが、これでは足りないらしいな。
【ソフィーナ】
「ふーっ、ふーっ、ま、まら何かする気なのっ?」
【アドゥルス】
「ああ、掃除のつもりだったが、気が変わった」