【ナタリー】
「ふ、あぁっ……」
 もうナタリーからは抵抗らしい抵抗はなかった。
 露わになった秘裂がヒクッと震えて、俺の指を待ち焦がれているようだった。
【アドゥルス】
「これで、大事な部分が丸見えだな」
【ナタリー】
「や……ぁ、やめ……んぁ、あっ……!」
【アドゥルス】
「今さら逃げられないのはわかっているだろう? 逃がす気もないしな」
【ナタリー】
「ぁふ……ん、あぁ……」
 ギュッと強く、乳房を握り、同時に股間の割れ目に直接、指先を這わせながら。
 そう囁きかける俺を、ナタリーは羞恥と官能に染まった瞳で見上げてくる。
 もう九割方、意識は快楽に呑まれているようだ。
【アドゥルス】
「もっと、腰を突き出せ。触ってやる」
【ナタリー】
「こ、腰……? んぅ……ぁ……っ」
【アドゥルス】
「そうだ、素直になればもっと気持よくなれるぞ?」
【ナタリー】
「ぁうう……こ、んなっ……恥ずかしい、のにぃ……」
 おずおずと、遠慮がちに下腹部を突き出してくるナタリー。
 俺は、真っ赤に上気した耳へ囁きかけながら、剥き出しの秘裂に指を押し当てた。
【ナタリー】
「ぁひっ……! あっ、ふあ、あああっ!」
【ナタリー】
「やぁっ……、あ、指っ……直接、アソコにっ……くふ! んあ、あ、あっ……!」
 胸も同時に刺激しながら、指先を秘裂の内側へ滑り込ませていく。
 柔らかく閉じた陰唇をかき分け、肉ヒダを小さく擦り上げつつ、膣口を探り当てる。
 にちゅ、と温かな湿り気が、指先を覆った。
【アドゥルス】
「しっかり濡れてきてるじゃないか」
【ナタリー】
「んぁう! だ、だって……、なんだか、身体が熱くて……っ、おかしくてっ……ふあぁ!」
【ナタリー】
「お……おっぱいの先もっ……ジンジンっ……、ふあ、あっ、あぁっ……!」
【アドゥルス】
「それでいい。感じていろ、ナタリー」
【ナタリー】
「んっく……! うううぅっ……!」
 ナタリーは完全にもう、俺の手に身を委ねている。
 乳首と割れ目の中、同時に弄り回してやると、心地よさそうに背筋を震わせる。
【ナタリー】
「んっあぁ! ふあ……ぅ、んうっ……!」
【ナタリー】
「そ、ソコ、そんなっ……触っちゃ、だめ……ああぁっ! ん、あっ、あぅ、うっ……!」
 指先で肉ヒダを擦り上げ、膣口を押し込むように触れてやると、ナタリーの声は上ずっていく。
 そのまま責めを緩めることなく、ヌルリと愛液の絡みついた指を滑らせ、淫核を押し潰す。
【ナタリー】
「んあっ! ふぅっ……ぁ、ああああぁっ!」
【ナタリー】
「ふぅっ……ぁあ、う、ああっ! や、やっ……ヘンにっ、なっちゃいっ……くううぅ!」
【ナタリー】
「か……身体、熱くてっ……ヘン、にっ……あ、ああっ、ふぅ、ん、あっ……!」
【アドゥルス】
「だが、イヤではないだろう?」
【ナタリー】
「ん……は、い……っ、はいぃっ……」
 俺の行為に翻弄されながら、ナタリーはついにハッキリと頷いた。
【ナタリー】
「は……恥ずかしい、ですけどっ……イヤ、じゃ……ありません……っ」
【ナタリー】
「……こ、こんな、こと……初めてっ……んうううぅ! あ、んあっ! ああぁ!」
【ナタリー】
「気持ちいい、ですっ……! おっぱいも、アソコも……気持ちっ、い……んううううぅぅ!」
【アドゥルス】
「いい子だ」
 素直に快感を受け入れ、求め始めたナタリーに、ここぞとばかりに囁きかける。
 さらに強く大きく、クリトリスから肉ビラの中まで、指全体で擦り立ててやると、全身を打ち震わせてナタリーは喘ぐ。
【ナタリー】
「だっ、ダメ……だめぇっ、このままじゃ……だめっ……ふあぁっ!」
【ナタリー】
「気持よくてっ……あ、あたし……っ、ふああぁ! んあ、あっ、あぁっ……はあぁ!」
【アドゥルス】
「イキそう、か?」
【ナタリー】
「い……く? んふぁ、あ……っ」
【アドゥルス】
「こういうのは、初めてか?」
【ナタリー】
「はっ……はいぃ……っ、何もかも、初めてで……どうしていいのか……ぁふ、ん! んぁあ!」
【ナタリー】
「……気持ちいい、ですけどっ……こわい……」
 失敗作を自称する、ホムンクルスの目がすがるように俺を見上げてくる。
 ホムンクルスにも性欲があることはわかったが、仕込めば自慰行為をするようにもなるのだろうか。
 なかなか興味深い。
 快楽と不安に潤み、蕩けたその瞳を確認して、俺はより強く、指をナタリーの性感帯へと押しつける。
【ナタリー】
「んううぅっ……!? あああぁ……っ!」
【アドゥルス】
「怖くても、そのまま身を任せろ。死ぬわけじゃない。それとも……」
【アドゥルス】
「ここでもう、止めるか?」
【ナタリー】
「……!? い、いえっ……あの……っ」
【ナタリー】
「続けて、下さい……気持ちいいの、もっと欲しい、です……! ふぅっ……ううう!」
 俺の囁きに、さっきよりもハッキリと首を振り、腰を突き出してくるナタリー。
 指先が膣口に食い込み、ぐちゅり、と蜜液を溢れさせた。
 俺は間髪入れず手の動きを早め、乳房と股間を責めて追い込んてゆく。
【ナタリー】
「ぁひっ!? ああぁうっ……! くううぅ!」
【ナタリー】
「んあっ! や、やっ……あああぁぁ! もう、身体っ……おかしくっ……ふうううぁあ!」
【ナタリー】
「んっ、あっ、あっ、くっ……、ううぅ! なにか、くるっ……来ちゃうっ……んううぅ!」