性学の成績が奮わず、退学の危機にひんした清華は、『備品』となって学園に残る道を選ぶ。
この日は、美術室でキャンバスに。
全身を筆でくすぐられるもどかしさに、つい自ら腰を振ってしまう。

「だめ……っ、だめ、そこ……っ、筆で、シないで……っ……」
「ああ、もう……またずれた。動かないで下さいって言っているじゃないですか」

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