【アイリス】「ぅ……うぅぅ……んっぷ……んはー……はー……はー……はぁ、ンッ……はぁぁぁ〜……ぅ、
       ぁはぁぁ……」

  そうして、ラム酒の瓶が空になる頃には、アイリスはすっかり酒に酔っていた。

  頬が真っ赤に染まり、口元もだらしなく開き、視線もどこを見ているのか分からない。

【クラウス】「どうだ、初めて味わった酒は?」

【アイリス】「ふぇ……ぇぐ、ぅぅ……わかんらい、ろぉ……うぷっ……」

  酒に免疫の無い小娘に、海賊達が飲むラム酒を、それも直腸から飲ませるのは、やはり厳しかったようだ。

  それでも、意識を失わないだけ立派なものだ。

【アイリス】「はー……はー……んはぁぁ……あ、あらまが……ぁぁ……あらまが、くらくらするよぉ……
       ふにゃあ……」

  呂律もスッカリ怪しくなり、身体も弛緩しきっている。

  それでいて瞳は濡れたように潤み、どこか女を感じさせる。

【海賊A】「ひひひっ! 一発で出来上がっちまったなぁ」

【海賊B】「酔っぱらってる方が、色気があっていいじゃねぇか」

【海賊C】「ひひゃひゃっ! 違ぇねぇな!」